仕事に集中したい、集中力をつけたい、って良く耳にします。

じゃあ、集中して仕事をするにはどうしたらいいか?

という話になり、集中して仕事するための、ライフハック的なものをたくさん見聞きするのですが・・・。

その前に、自分の集中力が発揮されている状態ってどういうことなの?

ここを知るのが大事なんじゃないかと思います。

 

集中力とは何か。

東京大学の、西成活裕先生は、集中力のあるなしの要素を

・深さ × 持続度

で定義してます。

(西成先生は、物理学者で「渋滞学」の本を出してらっしゃる。渋滞の先頭の車は何をしているのか?とか。この本も面白いです)

物事に没頭すればするほど深いし、何か物音ですぐ気が散るなら浅い。

延々と同じ作業を続けられるなら、集中力の持続度が高く、すぐ休憩したくなるなら持続度が低い。

というわけです。

 

同じく、集中力の要素を定義されているのが、かっぴーさんという漫画家さんの作品、「左利きのエレン」です。

3巻で登場するのですが、

集中力は「深さ」「長さ」「早さ」のかけ算だと。

集中力の「深さ」がある人、ない人
集中力の「長さ」、つまり継続力がある人、ない人
集中力の「早さ」、つまり、集中するまでの瞬発力がある人、ない人

漫画の中では、集中できる、深く集中できる、長く集中できる. これが才能ってことだという趣旨のことが書かれています。いわゆる天才。

浅く、長く、早く集中できるクリエイティブ職の女性は、会社員としては有能とされていましたね。マルチタスクが上手なわけです。

タイプが人によって異なる、というか、人それぞれ持ち前の集中力の傾向があるととらえるといいでしょうね。

 

もし、自分の集中力を高めたいと思ったとき、その集中力の、どの指標を高めたいのかを明らかにするとわかりやすいです。

例えば、今流行りの(流行ってんのかな?)ポモドーロテクニックなんかでも、人によってできるできないがあるはずなんですよね。

集中状態に入りやすい人は、比較的すんなり取り入れられるでしょうが、入りにくい人はつらいですし、集中の深さが長く続く傾向の人は、40分タイマーで区切りをつけるのが苦痛に感じる。

生産性が高まると話題ですが、集中力の持ち前の要素が邪魔をすることもあるのでは?

そこでどうするか。

もし、集中に入る早さがないのであれば、集中に入るためのトリガーとなる行動を何か作るとか、工夫すべき点が見えてきますよね。

さっと作業に入れるのに、気が散るタイプの人は深さが足りないから、できるだけ気が散らない環境をまず作ってみるとかね。

集中時間の持続性も、人によってハイパフォーマンスを上げられる時間て違うんじゃないかと。でも集中の早さを鍛えていったらどんどん長くなるんじゃないかとかね。仮説も立てられますよね。

 

新しいことを始めるときには、何かしら抵抗がかかるものですが、そこで止まらず、要素分解して、一つひとつに対策をして慣れていけばいい。

自分を知って、自分だけの最適解を作りたいですね。